基本設定(台帳設計)
台帳の新規作成や画面設計を行うことができます。台帳は、親子関係による階層構造にも対応しています。
台帳設計の作成手順
台帳は、以下のいずれかの方法で作成できます。
◆初めから作成
「台帳設定」→「項目設定」→「画面設計」→「画面レイアウト」の順に、一から台帳を作成します。
◆公式テンプレートからの作成
様々な業種に対応した公式テンプレートから選択するだけで、簡単に台帳を作成できます。
◆台帳設計ファイルのインポート
過去にエクスポートしておいた台帳設計ファイルをインポートして、新しく台帳を作成します。
注意:
階層構造(親子関係)で台帳を管理する場合は、最初に「親台帳」から作成する必要があります。
「親台帳」を作成した後に「子台帳」を作成しますが、作成後に親台帳を変更することはできません。変更が必要な場合は、子台帳を新規作成し直してください。
初めから作成(一から台帳の作成をします)
1. 台帳設計
① 台帳設計メニューを開き、「新規作成」をクリックします。
② 台帳の作成方法から「新規作成」を選択し、台帳名を入力して「保存」をクリックします。
※子台帳を新規作成する場合は、台帳名の入力後に親台帳の指定が必要です。
③ 作成した台帳は、台帳一覧に表示されます。
※台帳の並び順を変更する場合は、こちらを参照ください。
④ 権限設定や項目設定などを行います。
※台帳設計の作成方法(公式テンプレート、設計ファイルインポート)にかかわらず、設定手順は共通です。
項目 | 内容 |
台帳名変更 | 台帳名を変更できます。「台帳名変更」をクリックし、変更する台帳名を入力して保存します。 |
権限設定 | 台帳ごとに「表示」「検索」「登録」「更新」「削除」「出力」「取込」の操作制限を設定できます。「権限設定」をクリックし、権限グループごとに「○」または「×」で制限を設定し、保存します。 |
項目設定 | 管理する項目を追加します。追加手順については、「2.項目設定」を参照してください。 |
索引項目 | 管理者が台帳ごとに項目を指定し、インデックス(索引)を構築します。設定については、「索引項目設定」を参照してください。 |
連携設定 | 子台帳や他台帳からのデータ引用ができます。設定については、「連携設定」を参照してください。 |
画面設計 | 設定した項目の配置を行います。手順については、「3.画面設計」と「4.画面レイアウト」を参照してください。 ※グループ項目の追加(親台帳に子台帳を配置する)についてはこちらを参照ください。 |
削除 | 作成した台帳を削除します。関連付けされた子台帳がある場合は、その子台帳も削除されます。 ※グループ集計項目に設定されている子台帳は削除できません。削除を行うには、その子台帳をグループ集計項目の対象から外してください。 |
2. 項目設定
管理する項目を設定します。
注意:
以下の条件に該当する場合は、項目の設定後でも「項目属性」や「文字数」の変更が可能です。
・台帳が1件も登録されていない
・索引項目設定が設定されていない
・子台帳や他の台帳との連携設定をしていない
※連携設定をしている項目でも、索引項目設定が未設定で、レコードが存在しない場合は「文字数」の変更が可能です。
操作手順:
① 台帳設計メニューの「項目設定」をクリックし、「項目追加」をクリックします。
② 追加された項目行に対して、「項目属性」「項目名称」「文字数」「詳細設定」を行います。
項目を削除する場合は、「×」ボタンをクリックすると、該当の項目行が削除されます。
※項目属性などの詳細については、後述の【各項目の説明について】を参照ください。
③ 項目を設定が完了したら、「保存」をクリックして設定内容を保存します。
【「代表項目」について】
代表者項目は、子台帳から親台帳へのリンク時や、台帳呼び出し時の簡易検索結果の表示などに使用します。
項目設定画面で対象の項目の行番号をクリックすると、行番号の左側に旗アイコン( )が表示されます。
氏名やフリガナなど判別しやすい項目を代表項目として設定してください。
【担当者・日付・時刻の自動挿入について】
台帳の新規登録時に、担当者や日付などの項目を自動で挿入することができます。
自動挿入が可能な項目属性は以下のとおりです。設定は、台帳設計メニューの「項目設定」から、各項目の「詳細設定」で行います。
項目属性 | 内容 |
文字 | 「ログインユーザー名を自動挿入」または「ログインIDを自動挿入」にチェックを付けて設定します。
・ ログインユーザー名を自動挿入:台帳登録時に、ユーザー一覧メニューに設定されている「名前」が自動挿入されます。 |
メモ | 「文字」属性と同様に、「ログインユーザー名」または「ログインID」を自動挿入できます。 |
日時 | 「現在日時を自動挿入」にチェックを付けることで、台帳登録時に現在の日付と時刻が自動挿入されます。 |
日付 | 「現在日付を自動挿入」にチェックを付けることで、台帳登録時に現在の日付が自動挿入されます。 |
時刻 | 「現在時刻を自動挿入」にチェックを付けることで、台帳登録時に現在の時刻が自動挿入されます。 |
ラジオボタン/ドロップダウンリスト | 「ログインユーザー名」または「ログインID」を自動挿入する設定が可能です。 ※「文字」属性と同様の設定方法です。
・ 自動挿入を行うには、選択項目マスタのリストにログインユーザー名またはログインIDが登録されている必要があります。 ・ 選択項目マスタの値と一致しない場合は、自動挿入されません。 ・ ログインユーザー名やログインIDの変更は、管理者サイトの「ユーザー一覧」メニューから行えます。 |
【各項目の説明について】
属性 | 形式/桁数 | 内容 |
文字 | 全角/半角英数カナ | 「詳細設定」では、初期値の設定や必須項目の設定、重複禁止の設定などが可能です。
また、「ログインユーザー名を自動挿入」または「ログインIDを自動挿入」にチェックを付けることで、台帳の新規登録時に、現在ログイン中のログインユーザー名またはログインIDが自動で挿入されます。 |
数値 | 半角数字 | 数値項目は、「計算項目」にチェックを付けることで、計算式を設定し、自動計算が可能になります。
使用可能な記号: ・ +(加算) ・ -(減算) ・ *(乗算) ・ /(除算) ・ ( )(括弧) 端数処理の設定: ・ 四捨五入 ・ 切り上げ ・ 切り捨て ※有効桁数は少数第2位まで設定可能です。 補足: 計算式には、項目に設定されたキー名を使用します。 |
日時 | yyyy/mm/dd hh:mm:ss | 「詳細設定」で「現在日時を自動挿入」にチェックを付けることで、台帳の新規登録時に、現在の日付と時刻が自動挿入されます。 |
日付 | yyyy/mm/dd | 「詳細設定」で「現在日付を自動挿入」にチェックを付けることで、台帳の新規登録時に、現在の日付が自動挿入されます。 |
時刻 | hh:mm:ss | 「詳細設定」で「現在時刻を自動挿入」にチェックを付けることで、台帳の新規登録時に、現在の時刻が自動挿入されます。 |
郵便番号 | 7桁固定(ハイフン無し) | 郵便番号を入力することで、「都道府県」「市区町村」「町域名」の情報を自動で引用することができます。
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電話番号 | 半角数字ハイフン(ハイフンは有・無どちらも使用可能) | 「詳細設定」から、calltoの設定を行うことで、台帳入力画面の電話番号項目に発信機能が追加できます。
・電話ボタンを有効にする この項目にチェックを付けると、台帳入力画面の「電話番号」項目の横に電話アイコンが表示されます。 アイコンをクリックすることで、電話発信が可能です。 ・確認メッセージを表示する この項目にチェックを付けると、電話アイコンをクリックした際に、確認メッセージが表示されます。 「はい」を選択すると、発信が開始されます。 ※「確認メッセージを表示する」にチェックを付けた場合、下図のようなメッセージが表示されます。 ・ボタン押下時の動作設定 使用する通話アプリに応じて、以下のいずれかを選択してください。 CTIコネクテルを使用する場合:「CTIコネクテルを使用する(callto)」を選択 FlexPhone(株式会社オプトエスピー社製)を使用する場合:「FlexPhoneを使用する(calltofp)」を選択 その他の通話アプリを使用する場合:「通話アプリを使用する(callto)」を選択 |
メモ | 全角/半角英数カナ | 「文字」属性と同様に、「ログインユーザー名」または「ログインID」を自動挿入できます。 |
画像URL | 半角英数 | 画像ファイルを添付することができます。 画像添付用の項目を画面に配置しておくことで、台帳入力時に画像の保存先URLを指定すると、画像が添付されます。 |
ラジオボタン/ ドロップダウン |
選択項目マスタの「詳細設定」から、事前登録しておいた選択項目マスタを選択し、「設定」をクリックします。 「ログインユーザー名を自動挿入」または「ログインIDを自動挿入」を初期値に設定した場合、ログイン中のユーザー名またはログインIDが自動で挿入されます。 ※選択項目マスタやリストの追加は、「項目設定」→「選択項目マスタ」から行います。 【選択項目マスタの追加手順】 ① 「選択項目マスタ」画面で「新規追加」をクリックします。 ② 項目名を入力し、「保存」ボタンをクリックします。 【リストの追加手順】 ① 追加したマスタの「リスト設定」をクリックします。 ② ラベル名を入力し、「登録」をクリックします。 ※ラジオボタン項目のラベル名は、6文字以内で設定してください。 |
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メールアドレス | 半角英数 | 「詳細設定」から、mailtoの設定を行うことができます。
・メールボタンを有効にする チェックを付けて設定すると、台帳入力画面の「メール項目」の横にメールアイコンが表示されます。 そのアイコンをクリックすると、お使いのメーラーで新規メッセージ画面が開きます。 ・確認メッセージを表示する チェックを付けて設定すると、台帳入力画面のメールアイコンをクリックした際に確認メッセージが表示されます。 「はい」を選択すると、お使いのメーラーの新規メッセージ画面が表示されます。 ※「確認メッセージを表示する」にチェックを付けた場合、お使いのメーラーを開く際に下図のようなメッセージが表示されます。 |
管理番号 | 事前に設定されている設定条件に従って、管理番号を自動で採番することができます。「自動連番」にチェックを付けて、各種条件を指定してください。
【自動連番設定時の項目について】 ・ フォーマット: 以下のいずれかを選択します。 「連番」「年月日+連番」「固定文字+連番」 ・ 接続語: 以下のいずれかを選択します。 「なし」「ハイフン( – )」「アンダーバー( _ )」のいずれかを選択します。 ※「年月日+連番」「固定文字+連番」を選択している場合のみ選択可能です。 ・ 日付書式: 以下のいずれかを選択します。 「なし」「YYYYMMDD」「YYYYMM」「YYYY」 ※フォーマットが「年月日+連番」の場合のみ選択可能です。 ・ 固定文字: 連番の先頭に付ける文字列を設定します。 ※フォーマットが「固定文字+連番」の場合のみ選択可能です。 ・ 連番桁数: 管理番号の連番部分の桁数を設定します。 ・ 次の番号: 自動採番の開始番号を設定します。 この番号から順に自動採番されます。 ・ リセット間隔: 以下のいずれかを選択します。 「なし」「日毎」「月毎」「年毎」 ※フォーマットが「年月日+連番」の場合のみ選択可能です。 |
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添付ファイル | 添付ファイルをアップロードすることができます。 添付ファイル用の項目を画面に配置しておくことで、台帳入力時に「添付」ボタンからファイルを選択し添付することが可能です。 添付ファイルの詳細については、こちらを参照してください。 |
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カウント項目(閲覧数) | 台帳入力画面から台帳を開くと、閲覧数が自動的にカウントアップされます。 「閲覧数」や「クリック数」のカウント項目の詳細については、こちらを参照してください。 |
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カウント項目(クリック数) | 台帳入力画面から台帳を開き、カウント項目のボタンをクリックすると、自動的にカウントアップされます。 「閲覧数」や「クリック数」のカウント項目の詳細については、こちらを参照してください。 |
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ストレージ | 添付ファイルを保存するストレージの項目は、を自由に設計することが可能です。 タイムスタンプオプションをご契約の場合は、タイムスタンプの付与にも対応しています。 詳細については、こちらを参照してください。 |
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グループ集計 | 子台帳の指定された数値項目を集計し、その結果を親台帳の項目に表示することができます。 集計方法は「合計」または「件数」から選択可能です。※グループ集計項目として設定した場合、あとから項目属性の変更はできません。また、グループ集計項目に指定した数値項目は、項目属性の変更や削除もできません。グループ集計の項目追加や画面への配置などの設定は、管理者サイトから行えます。 詳細については、こちらを参照してください。 |
【項目表示順について】
項目の表示順を変更することができます。
設定した表示順は、検索条件の表示やデータインポート時の項目の並び順に反映されます。
ここでは、例として行番号「2」と「3」を入れ替える手順を説明します。
① 表示順を変更したい項目にマウスポインタを合わせます。
② 移動先に向けて、変更したい項目をドラッグ&ドロップで移動させます。
3. 画面設計
項目やグループ項目(子台帳や孫台帳など)の配置するための画面を新しく作成します。
複数の画面を作成した場合は、ユーザーサイトの台帳入力画面右上にあるプルダウンメニューから、表示する画面を選択して切り替えることができます。
① 台帳設計メニューの「画面設計」クリックし、「新規作成」を選択します。
② 画面名を入力し、「保存」ボタンをクリックすると、作成した画面が画面設計一覧に表示されます。
例:複数の画面を作成している場合
【画面設計の項目について】
以下は、画面設計における各操作項目の説明です。
項目 | 内容 |
変更 | 「画面名」を変更することができます。 「変更」ボタンをクリックし、画面名を編集して「保存」します。 |
画面設定 | 画面ごとにレイアウトを設定します。 詳細な設定方法については、「4.画面レイアウト」を参照してください。 |
権限設定 | 画面の表示/非表示を、権限グループごとに設定できます。 「権限設定」ボタンをクリックし、対象のグループに対して設定を行います。 ※複製時には、元の画面の権限設定が引き継がれます。必要に応じて、複製後に「権限設定」から変更してください。 |
複製 | 作成済みの画面を複製することができます。 複製したい画面の「複製」をクリックし、画面名を入力後、「複製」ボタンをクリックします。 「画面設計の複製が完了しました」というメッセージが表示されれば、複製完了です。 ※メッセージは「閉じる」ボタンで閉じることができます。 |
削除 | 作成した画面を削除します。 |
前述の「2.項目設定」で追加した項目を、座標画面(オレンジ色の枠内)にドラッグ&ドロップで1項目ずつ配置していきます。
■ タブの追加
「+」ボタンをクリックし、タブ名を入力後、「追加」ボタンをクリックすると、新しいタブを作成できます。
■ タブの名称変更
追加したタブを右クリックし、「タブ名称変更」をクリックすると、タブ名を変更できます。
■ タブの削除
追加したタブを右クリックし、「タブ削除」をクリックすると、タブを削除できます。
※初期状態で表示される「基本画面(初期値のタブ)」は削除できません。
【プロパティ設定について】
貼り付けた項目の背景色やフォントサイズなどを変更することができます。
対象項目を右クリックし、「プロパティ設定」を選択します。
ラベルや入力欄の色、サイズなどを設定した後、「適用」ボタンをクリックすると、画面設定に反映されます。
項目 | 内容 |
文字色 |
色もリストから選択して変更できます。 初期値は「#707070」です。 |
背景色 |
ラベル:初期値は「透明」 入力欄:初期値は「#ffffff」 |
枠線色 |
ラベル:初期値は「変更無し」 入力欄:初期値は「#dcdee1」 |
枠線別 | 「枠線有り」「下線のみ」「枠線無し」から選択して変更できます。 |
幅指定 | 「0」を指定すると、項目の幅が初期値にリセットされます。 |
フォントサイズ |
初期値は「14」です。 10~36の間で指定できます。 |
表示名称を変更する |
「表示名称を変更する」にチェックを付けると、台帳に表示される項目名称を変更できます。 ※台帳設計時に設定した元の項目名称は変更されません。 |
【画面設定の各種ボタン・機能一覧】
画面設定の各種ボタン、機能機能については以下のとおりです。
項目 | 説明 |
保存 | 画面のレイアウトを保存します。 |
ラベルの追加 | ラベル(固定文言)の追加ができます。
①「ラベルの追加」をクリックします。 ② ラベル名の入力します。 ③「追加」ボタンをクリックし、レイアウトに配置します。 |
リンクの追加 | 固定URLにパラメータを埋め込んだリンク設定が可能です。設定については、「基本設定(台帳設計-リンクの追加)」を参照してください。 |
枠線の追加 | 枠線を追加できます。
①「枠線の追加」をクリックします。 ② 追加された枠線を、レイアウトに配置します。 |
グループ項目の追加 | 作成済みの子台帳を親台帳に表示できます。設定は「基本設定(台帳設計-グループ項目の追加)」を参照してください。 |
配置 | 項目を複数選択し、「左寄せ」「右寄せ」「上寄せ」「下寄せ」など一括で配置できます。 |
座標指定 | ピクセル単位で項目の位置を指定できます。複数項目の一括設定も可能です。 |
サイズ指定 | 項目の幅、高さをピクセル単位で指定できます。 |
画面サイズ指定 | 使用環境に合わせて画面サイズを指定できます。
|
出力 | 画面レイアウトをPDF形式でファイル出力できます。 ※親台帳に配置された子台帳は出力対象外です。前回の出力条件が保持されます。 |
入力順設定 | 台帳入力時の入力順を設定できます。初期値は画面設定での配置順です。
①「入力順設定」をクリックします。 ② ドラッグ&ドロップで並び替え、「設定」→「保存」で確定します。 |
ストレージ項目の追加 | ストレージ項目を配置することで、台帳入力画面からファイルのアップロード/ダウンロードが可能になります。
詳細は「基本設定(ストレージ設計)」を参照してください。 |
・公式テンプレートからの作成する方法については、こちらを参照してください。
・台帳設計ファイルをインポートして作成する方法については、こちらを参照してください。